葬儀で、「故人の遺志を尊重し香典は堅くご辞退申し上げます」という考えで香典辞退をされる葬家がいらっしゃいますが、あまりオススメできません。
これが本当に故人の遺志であるなら、香典収入を得るのではなくどこか団体へ寄付する方法をとられてはいかがでしょうか。
上記の場合、一般的にはお返しが面倒だから辞退するという葬家が多いと聞きますがこれは残念なことです。
香典というのはもともと相互扶助の精神から生まれたもので、香典返しは日本独自の贈答文化といえます。この精神をきちんと理解せずに香典を辞退するのというのは、他人との交流を遮断するという他者排除にもつながっていくと考えられます。
よほどの事情がない限りは香典を受け取るべきではないでしょうか。
反対に、香典返しを辞退される方もいらっしゃいます。
「そんなつもり(モノをもらう為)で香典をだしたわけじゃない・・・」というお気持ちも分かりますが、前述のとおり、香典返しはご葬家からの本当の感謝の気持ちなので、こちらの場合もやはり受け取るべきでしょう。
また、稀にいただいた香典返しの商品を販売店へ品換えに来られる方がいらっしゃいますが、これもやはり依頼主の気持ちをありがたく受け取るという精神からはずれた行為なのでやめましょう。
なお、香典返しは準備が面倒だと思われる方が多いようですが、準備に関してはやはりプロに相談されるのがよいでしょう。
挨拶の文面や予算ごとの商品選びなど、きっと役にたつはずですので、葬儀後早い段階からなんでも相談されることをオススメします。(押し売りするような業者は避けるべきであることはいうまでもありません。良心的な専門店がたくさんありますので、そちらをご利用ください。)
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参考文献「こんなときどうする 儀式110番」(伊勢丹広報室編)
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