五七日忌・年内に忌明法要をすませたい方、必見!

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五七日忌、七七日忌の違い、ご存知でしょうか。四十九日法要を年内にすませたい方、お祝い事と重なって悩んでいらっしゃる方、このページで、詳しくご説明いたします。

目次
1.四十九日法要を繰り上げて行うときはどんなとき?
2.なぜ四十九日に法要を行うのかご存知ですか?

四十九日法要を繰り上げて行うときはどんなとき?

亡くなった方を偲ぶ大切な四十九日法要(七七日忌法要)ですが、お正月の時期に重なってしまう場合はどのようにすればよいでしょうか。
忌中の期間はお祝い事は控えなければなりません。ですが、忌中の期間にお正月が含まれる場合、お正月の日付はずらすことができません。そのため年内に繰り上げ、三十五日法要(五七日忌法要)をもって忌明け法要とし、お香典返しなどのお返しをします。法要に参列される方には引き物を用意します

たとえば、11月下旬に亡くなられた場合、翌年の1月中旬に四十九日を迎えます。この場合、忌中の期間にはお正月というずらせないお祝い事がありますので、繰り上げて年内に忌明け法要を行うことが多くなっています。

あるいは、結婚式の日取りが決まっていてどうしてもずらせない、などの理由がある場合も、繰り上げて法要をする場合があります。

なぜ、四十九日に法要を行うのかご存知ですか?

そもそも、なぜ、亡くなってから四十九日目に法要(忌明け法要)を行うのかご存知でしょうか。仏教では、この日の審判で故人の霊が”極楽浄土”へ行けるかどうか決定するといわれていて、たいへん重要な日となっているからです。

四十九日法要以外にも、亡くなった当日から数えて七日ごとに、初七日(しょなのか)、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)・・・として法要が営まれます。七日毎に審判を受ける日とされているためです。その中でも「五七日忌」(ごなのか・いつなのか)は閻魔大王の審判を受ける日ということで重要な法要とされています。

ちなみに、他はこのようになっています。
初七日(しょなのか) → 秦広王【不動明王】(しんこうおう・ふどうみょうおう)
二七日(ふたなのか) → 初江王【釈迦如来】(しょこうおう・しゃかにょらい)
三七日(みなのか)  → 宋帝王【文殊菩薩】(そうていおう・もんじゅぼさつ)
四七日(よなのか)  → 五官王【普賢菩薩】(ごかんおう・ふげんぼさつ)
五七日(いつなのか) → 閻魔王【地蔵菩薩】(えんまおう・じぞうぼさつ)
六七日(むなのか)  → 変成王【弥勒菩薩】(へんじょうおう・みろくぼさつ)
七七日(なななのか) → 泰山王【薬師如来】(たいざんおう・やくしにょらい)
本来、初七日法要は亡くなってから七日目に営みますが、現代では、遠方から参列された方たちのことも考え、葬儀当日にあわせて行うことも多くなっています。

まとめ

忌中の期間にはお祝い事を控えなければいけませんが、お正月のように日付をずらせないお祝い事があるときは、繰り上げて三十五日法要(五七日忌法要)をもって忌明けとすることが多くなっています。

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